クロガネモチの花の匂い、かいでみて。

心の変化を記録したい ただの自己満日記

傷つくのは、自分の思い込み。

歯が痛いのって嫌ね

数日前から痛い左上5番の歯。詰め物がある歯だ。
温かいものが触れると痛い。大好きな味噌汁やコーヒーが苦痛だ。
右側に常温のお粥さんを流し込んで飲む。
すりゴマをかけたら、間違って左に迷い込んだようで、噛んで激痛。
すりゴマもかけれんのかい。

昨日、やっと診てもらってきた。
私の苦手なS歯科で。
まわりの軟部組織を傷つけながら治療するS歯科。
モノみたいに扱われると感じてしまうS歯科だ。

そして、今回もやっぱりちょっぴり傷ついた。

衛生士さんや、治療を途中までやってくれた女医さんは、痛みを気遣ってくれた。
「炎症がひどいから、麻酔が効きにくいかもしれない。
 痛かったら我慢しないで教えてくださいね。」と。
そして実際、治療中まだ痛くて、追加麻酔してもらった。
効きにくいとかあるんだな。。
その後は痛みなく進んでいったが、根の奥にいくほど、ちょっと痛みが出てきた。
その頃、院長に交代。
院長は女医さんに教えながら治療を進める。
ベテラン先生なので女医さんよりグイグイくる。あ、痛いぞ。
でももうさすがに麻酔はだめだ。ここは我慢だ。
脱毛だって痛いけど我慢できたじゃないか。大丈夫だ。
言い聞かせながら戦っていると、院長、女医さんに向かって言っているのか
「これ、そんなに痛かったかぁ?」と。
えー、今も痛いんですけど。なんか傷つくー。

そうそう、中学生の頃、歯がとても痛くて辛くて
その時行った歯医者さんで「これは痛かったねー」って言ってくれた時に
痛みを分かってもらうってこんなに救われる気持ちになるんだなって知ったのよね。
それを日記に書いたことを思い出したよ。

院長の言葉にモヤモヤする理由

帰りの電車で考えてみた。私はなぜ傷ついたのか。傷つく必要があるのか。
軟部組織は実際に傷ついているよ。口角は今回も痛いし、口唇の裏とか傷ある。
それは置いといて言葉についてだ。
あの医者ホントにやだーとか言いながらも、冷静になろうと努めた。

院長の「そんなに痛いように見えない」と
私の「痛い」は
ただ単に、2つの事実が存在しているだけだ。
院長がそう感じたのは事実で、その事実に、私を傷つける要素など無い。
院長に非はない。
私が勝手に傷ついているだけだ。
でた。滑稽な行為をしてただけのやつ。勝手に人を悪者にして。
そこには私が思い込んでいる個人的な常識があるのだな。

・「これそんなに痛いか?」と言ったら患者が傷つくから言わない方がいい。
・医療者は患者の心がホッとするような言葉がけをするべきだ。
・歯のまわりの軟部組織は傷つけないように最大限努力すべきだ。

これは私にとっては当たり前に感じることだから、そうでない常識があることに気づけない。
でも本当はいろんな常識がある。
常識なんて個人や組織が勝手に作ったルールだ。
S先生と私の接触は、異文化交流なのだ。

そう気づいたら、モヤモヤは晴れた。
S歯科では、口角が切れたり口の中が傷つくのはデフォルトだ。
口角の一時的な痛みと引き換えに、将来の歯の健康をいただけるなら万々歳だ。

 

最近、学んでいる 放送大学の「コミュニケーション学入門」
これが、まさに今回の話だ。
この学習のおかげで、前回の受診時よりも傷つかない私に近づいた気がする。
やっぱり学びは良いものだなぁ。


そして、現在、噛んでも痛くない!!
味噌汁もコーヒーも痛くない。ワカメもナッツも噛めたー。うれしい(´▽`)。
あぁ、健康って幸せだなぁ。先生方、ありがとうございます。
歯のメンテナンス、ちゃんとするぞー。